■TVやDVDがすべて正しいとはいえない
TVの釣り専門番組やエギング専門DVDなどで
個人的に腹立っていることがあります
なにか?といえば、釣りに対しての「臨場感」を伝えるために
セッティングがイマイチだったりアクションが多少大げさになっていることです
視聴者を引き付けますからね、特に「音」や「声」なんかは
この章ではそんなTV含み動画や映像を見た際に
間違ったことが伝わらないようちょっと考えてみたいと思います
■ドラグが緩すぎる
TVなんかでシャクリの音を拾った際に「ギッ!ギッ!」と音がしてませんか?
あれ本当に良くないですよ!プンプン!
どこかの章でも書きましたが
ドラグの調整はジャークしてもラインが出ない程度の強さが推奨
パッドの力を確実にエギに伝えるためです
ジャークで音が鳴るってことは力が逃げていることになりますので
キビキビとダートさせる弊害になります
「身切れ防止のためですが何か?」と反論される方もいると思います
逆にお聞きしますが、身切れした際に大きなゲソがついたことがありますか?
そもそも身切れするアオリイカはエギの大きさに対して身の丈を知らず
コロッケサイズにも満たない小型が大半です
いわばリリース推奨サイズですよ、落としたところで悔しいと思うのが間違いです
また身切れイカに対してアタリを察知できなかったのも原因です
ドラグが強かったから・・・というのは言い訳にしかなりません
根本的に本人のスキル不足であると当時に
身切れは100%避けられない小イカとの事故でもあるので
ゲソがついてきたら気にせず、身切れに気を負わず
口の中に放り込んで食ってしまいましょう (うまいっすw)
※ドラグは強すぎてもダメです、根掛かりや浮遊物に接触した際にトラブルになる
■なぜポンピングをする?
ティップでアタリを察知し、アワセしっかりでイカがかかりました!
TVやDVDでは一番盛り上がるところです
BGMも「ズンチャン!ズッチャン!♪」とハイテンポになりました (笑)
視聴者はくぎ付け!さぁ巻き上げです!!
・・・ここまではいいんです!ここまでは!!
しっしかし、なぜそこで・・・
ポンピングをするのですか?怒
しかも釣りキチ三平ばりに「うっひょ~」と声を出しながらです
※ポンピングとはロッドを立てて獲物を上に寄せ、下げた時にリールを巻くことで
リールが巻けないくらいの大物と立ち会う際の動作になります
これは完全に現場の臨場感を映像として伝えるためだけの演出であり
まったくの無意味な行動です!
なぜならエギの針には誰でも分かるとおりカエシがついていないので
巻き上げの際にラインテンションを緩めた時点でほぼアウトです
エギングでポンピングもどきの事をやったらバラシのリスクしかありません!!
エギング初心者が映像を真似してそんな事をやったらどうなるか?
ティップラン第一人者である某の某人のDVDを見るたびに
そんな演出があるのは非常に残念でしかたありません
イカがかかったら「にっこり」しながら一定のスピードで巻き続ける
ただそれだけでいいんですよ、まじで!!
確実にゲットするためにも馬鹿なリアクションは絶対にやめましょう
PS.これ書きながら少し熱くなってしまいました
→ ティップランの道具で夏にアカイカ(ケンサキイカ)を釣ろう
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