■正しいステイとは
当たり前のことを書きますが、アオリイカがエギを抱くのはジャークで誘った後のステイ中になります
ステイ中にエギがバタバタしていたり、頭をさげて沈んでいったりしては、せっかく魅力ある誘いをしてうっとりしていたアオリイカも興ざめです
プイッとフラれてしまうこと間違いなしでしょう
せっかく誘いに乗ったアオリイカを、確実におっおっ。。。
するにはどうしたらいいのか? 笑
答えは単純です
ジャーク後のステイは必ず地底に対して極力並行(つまり真横)で、進行方向以外には微動だにせず が正解です
これはどこのティップランエギングのサイトにも書いてあることでして、イメージ的には空港に着陸直前の飛行機のような感じです
■正しいステイの動作
ポイントは2つ
・ステイ前の最後のジャークは惰性でハンドルを回してラインテンションを張る
ステイ直前は、すばやく違和感なくラインテンションをかけねばなりません
その際に巻きが遅いとエギが下を向く原因にもなり、巻きが多すぎると頭がバタバタし違和感を与える原因にもなります
自然なステイに持っていくには惰性で巻き回転を加え(感覚がつかめなければハンドルを離してもいいくらい)、すばやく余計な力が加わらないようテンションを張りましょう
・ワイングラスを持つような構えでロッドをやさしく持ち絶対に動かさない
ステイ中はロッドへ指や腕の力が加わるのは厳禁です
力が入れば入るほど穂先へのブレが生じるリスクが高まりエギがバタつきます
とある私のエギング師匠様からの教えになりますが、ステイ中はロッドの持ち手をワイングラスを下から持つようなイメージで、やさしく添える程度に構えるのがいいそうです
妄想上で中のワインが揺れたりこぼれたりしないような構えを心掛けましょう
心の中で「ルネッサーンス!」と小さく叫ぶ (←嘘です)
■他人と差がつくステイ
風が強くて船の流れる速度が速い、もしくは潮の流れが速くてエギにかかる負荷が大きい場合、上記の2つのポイントを熟知していれば、ある程度の効果はあります
問題なのは「風無し・ベタ凪・流れ無し」の時です
風に流される船があまりにも遅い、もしくは皆無の場合、基本的にキャスティングを行いティップランエギングをするわけですが
エギが正面から受ける抵抗があまりにも少ない状況では、上記ポイント2つを考慮していても違和感を与える原因が発生しやすいものです
エギの姿勢が良いのは船の進行方向に向かってゆっくり前進しているから
ゆっくりでいいのでテンションを張りながらロッドを船側に引きましょう
効果として、違和感の無いエギのステイになるだけではなく、ベタ凪でもティップ(穂先)でアタリを取るための角度が確保され、アタリの見落としを防ぐメリットにもつながります
もちろんワイングラスを持ちながらのイメージは忘れずにですよ
前述の誘いの仕方、この章の正しいステイを熟知した貴方!
もはやアオリイカにモテモテになるのも時間の問題です!くぅ~!!
PS. 上司との釣り勝負で負けるときは風が強い日、差がそこまで出ないから